勝手にタカラヅカ

思いつくまま宝塚について考えたことを記録する

仙名彩世さんの退団から見えること

花組のトップ娘役の仙名彩世さんが退団を発表した。

ひと足早く11月に退団する、月組の愛希れいかさんが力強く前へ出るタイプの娘役なら、仙名さんはスッと一歩後ろに控えているイメージの娘役。

男役から娘役に転向後、一足飛びにトップ娘役に駆け上がり、12作の大劇場作品でトップをつとめた愛希さんに対して、新公ヒロイン未経験でありながら、遅咲きのトップ娘役となった仙名さん。こちらは退団公演で4作品目となる。

何かと対照的な二人だが、共通するのは舞台におけるこの人なら大丈夫!と思わせる絶対的な安心感。
経験こそが成せる技ですな、これは。

男役にくらべて、娘役は役付きやいわゆる出世も早いが、そのため花の命は短く退団も早い。
この二人の娘役の退団を皮切りに、これから一気に宝塚のスター地図が変わりそうな気配。

仙名さんの退団で俄然関心を集めはじめたのが、トップスター明日海りおさんの次期相手役なわけだが。。。

ここにきて、ちょっとスッキリしたことが。

以前、「2019年に退団するトップスターは?」の記事の中でも書いたが、花組の来年スケジュールのイレギュラーの理由がわかった。

その時の内容がこれ

では、花組は…?
花組の来年6月の別箱は、ACTとバウ公演でイレギュラーな匂いがする。
ACTが関西の劇場ならば、今年の年末に舞浜で公演する「Delight Holiday」を関西のお客様にも!となり退団臭が一気に濃くなるのだが。

ああ、スッキリ!
まさか、仙名さんが退団するなんて当時は予想してないもんね。
つまり、来年のACTは新トップコンビのお披露目公演になるわけだ。

世間では、明日海さんが「やもめ」なのか「嫁をもらう」のかで、予想が割れているようだが、来年のスケジュールは新コンビが誕生しそうだよ!と語っている。

ついでに、この記事の中で予想していた

来年退団するトップスターは、
紅ゆずるさんと珠城りょうさんの2名
あるいは、
明日海りおさん1人だけ
と予想する。

についても、来年のスケジュールは明日海さんの来年退団の可能性は低くなったんじゃね?と語っている。

ということは、逆に紅さんと珠城さんの可能性が高くなったってことなのか?

宝塚にも働き方改革を!

部分休演
宙組)星風 まどか
※怪我のため部分休演いたします。なお、復帰時期については現在のところ未定となっております。

【部分休演場面】
『異人たちのルネサンス』—ダ・ヴィンチが描いた記憶—
第23場 フィナーレF
■代役
星風 まどか→夢白 あや


月組2番手の美弥るりかさんの休演がまだ記憶に新しいなか、宙組トップ娘役の星風まどかさんが初日から部分休演。

部分休演って何よ?

どうやらフィナーレのデュエットダンスのみ代役らしい。
あいかわらず「怪我のため」としか説明がないので、どの程度なのか、どこを怪我したのかなどは分からない。

推測するに、簡単な運動は「可」だが、激しい運動は「不可」という状況か。
ショーのなかでも、デュエットダンスがいかに激しい運動量なのかがわかる。
それにしても、負傷を抱えながらお芝居とショーを続け、痛みがないはずがない。

「安静が必要なので、しばらく有給でお休みしまーす」
といかないところが、つらい。

なにせ、夢を売る仕事ですから。

代役は夢白あやさん。103期生。期待の娘役らしい。

2番手の美弥さんの代役を3番手の月城かなとさんが務めたのは納得だが、トップ娘役の代役を研2の新人が担うのはいかがなものか。
大抜擢に本人のプレッシャーも計り知れないし、他にふさわしい娘役が宙組にはいなかったのだろうか。

デュエットダンスといえば、ショーの花形。
それを楽しみにしていたお客様も多いだろう。
なくすわけにもいかず、苦渋の選択か。

宙組は他にも103期生の亜音有星さんが怪我のため休演。

先月の美弥さんも含めて、最近休演者が多くね?

夏以降で思い浮かぶだけ並べてみると…。

花組/亜蓮冬馬さん ※怪我のため
星組/小桜ほのかさん ※怪我のため
月組/佳城 葵さん、音風せいやさん、一星 慧さん ※怪我のため

これからの活躍が期待される若手ばかり。
アスリートと同じで、一度怪我を経験すると、いきなり以前と同じような状態で復帰するのは難しいと思われる。

たぶんお稽古中の負傷だから、会社なら労災適用でしょうね。
そして、これだけ続くと一般企業ならそろそろ労働基準監督署から「もしもし?」と調査に入られそうな感じ。

プロだから体調管理も仕事のうち、と言われればそれまでだが、もしかしたら稽古内容やスケジュール、演出そのものにも問題があるのでは?と思えてしまう。

最高のパフォーマンスを披露するのが目的ならば、個人レベルではなく、もっと組織的にひとりひとりの体調を管理しなければいけないのでは?

宝塚にも働き方改革を!

トップスターになった方が、どんどん痩せていく姿をこれまでに何度も見てきた。
当然のことながら、スターは消耗品ではなく、生きた人間なのだから。

「歌劇」1月号の表紙に注目

宝塚歌劇団が公式に発行する情報誌「歌劇」と「宝塚GRAPH(通称:グラフ)」。

グラフの表紙が、
・トップスター
・トップ娘役
・2番手
・3番手
・有望そうなスター
と、幅広いスターが登場するのに対して、
歌劇の表紙は、原則、
・トップスター
・2番手
空きがあれば…
・在任期間の長いトップ娘役
と、かなり違う。

どちらかというと、歌劇の方がおごそか。格上感が漂う。

スターの掲載月はカレンダーと同じく、どちらもなんとな~く公演期間とリンクしている。

そしてここ最近お正月号、つまり1月号はどちらもトップスターが表紙に登場する。
だが、さかのぼってみると、グラフの方は2番手スターや娘役がお正月号の表紙を飾ったこともあり、かなり大ざっぱな感じ。
一方歌劇は過去10年、トップスターがお正月号の表紙を飾っている。

しかも、大劇場1月公演の組のトップが。

  作品 歌劇表紙  
2009 花組 太王四神記 轟悠 創刊1000号記念
2010 星組 ハプスブルクの宝剣 柚月礼音  
2011 雪組 ロミオとジュリエット 音月桂  
2012 花組 復活 蘭寿とむ  
2013 月組 ベルサイユのばら 龍真咲  
2014 星組 眠らない男 柚月礼音  
2015 雪組 ルパン三世 早霧せいな  
2016 宙組 Shakespeare 朝夏まなと  
2017 月組 グランドホテル 珠城りょう  
2018 花組 ポーの一族 明日海りお  


ああ、冒頭から違うじゃないか!
但し、この年は創刊1000号のため、轟さんに席を譲り、当時の花組トップの真飛聖さんは2月号の表紙に登場している。

では、来年2019年の歌劇1月号の表紙を飾るのはだれか?

大劇場の2019年1月公演はすでに発表になっている。
星組「霧深きエルベのほとり」。
ということは、紅ゆずるさんが表紙。のはず。

ここで、前回の2019年版「宝塚カレンダー」の掲載月から見えることの話題とかぶるが、トップスターが退団する場合、退団月の歌劇とグラフの表紙を飾るのは暗黙の了解である。

つまり、来年の歌劇1月号の表紙に紅さんが登場すれば、紅さんの2019年退団はなくなり、紅さん以外のトップスターだった場合、紅さんの2019年退団が濃厚となる。

歌劇は毎月5日の発売。
前号に次号の表紙の名前が掲載されるので、11/5には来年1月号の表紙が判明する。

2019年版「宝塚カレンダー」の掲載月から見えること

「年間スケジュール」と並んで、次年度の宝塚の構成図を予想する重要なアイテム「宝塚カレンダー」の掲載月が発表された。

まず、無難な感想から…。

「卓上カレンダー」
これまでバウ単独主演を果たした人たちは、1人写り。
あとは組ごとにまとまって。
各組3人。
花組だけ4人写りということは、花組に若手スターが多いということか?

「ステージカレンダー」
やたら人数が多いと思っていたら、まさかの2人写り。
これまで2人写りってあったっけ?
ステージカレンダーといえば、前年の舞台の名場面というか、名ショットというか、言ってみれば、よくキャトルレーヴで売られているような舞台写真を、大きく大きくしたカレンダーのこと。
どう見ても、前年同じ舞台に立ってないよね?の2人の組合せなので、2画面に切るのか?
苦肉の策だわね。

「宝塚スターカレンダー」
トップ、トップ娘役、2番手までのスターが掲載されるカレンダー。
娘役が2人写りになることが多いが、2番手では柚香光さんだけが昨年に続き2人写り。
興味深い。


これに来年の年間スケジュールを照らし合わせてみると、トップスターの退団時期が予想できる。

原則として、退団月を含めてそれより前にカレンダーに掲載される。
そしてカレンダー掲載月と退団月がリンクしてる確率が高い。

ただ、もともと掲載月は自組の公演期間に合わせていることが多いので判断が難しい。
しかし、ここで興味深いことが。

 

最近、非常に高い確率で「ステージカレンダー」の掲載月とトップ退団公演月がリンクしている。
トップ退団公演月といっても、大劇場と東京を合わせると3ヶ月くらいある。
その中でも、東京公演月、なかでも大千秋楽とリンクしている確率が高い。

過去10年で調べてみた。

    ステージカレンダー 大千秋楽  
2009 安蘭けい 3月 4/26  
  大和悠河 1月 7/5  
  瀬奈じゅん 12月 12/27
2010 水夏希 9月 9/12
2011 真飛聖 1月 4/24  
2012 霧矢大夢 2月 4/22  
  大空祐飛 4月 7/1  
  音月桂 12月 12/24
2014 蘭寿とむ 5月 5/11
  壮一帆 8月 8/31
2015 凰稀かなめ 2月 2/15
  柚希礼音 3月 5/10  
2016 龍真咲 8月 9/4 惜しい
  北翔海莉 11月 11/20
2017 早霧せいな 7月 7/23
  朝夏まなと 11月 11/19

★印は大千秋楽ビンゴ。16人中9人。56%。
龍真咲さんは、わずか4日差。惜しい。
龍さんも入れたら、16人中10人。62.5%。微妙。
ただ、ご覧のように音月桂さん以降、柚希さん以外はかなりの確率でリンクしている。

では来年はどうか?

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てっとり早く、来年のスケジュールに書き込んでみた。
(表紙は省かせていただいた)
ほぼ、公演月とリンクしてる。
別箱公演も含めて、イレギュラー月に掲載されているのは、星風まどかさんのみ。
では、5人のトップスターの中で、東京千秋楽が掲載月の人は何人いるか?

12月の珠城りょうさんのみ。

えっ?

ちなみに紅ゆずるさんは1月。
ただし、スターカレンダーは9月でニアピン。

明日海りおさんも8月。
こちらもスターカレンダーは10月でニアピン。

けれど、スターカレンダーの掲載月は今回の主旨ではないので、分析材料にいれない。

 

長々と検証してきたわりには、あまり成果のない結果になったような…。

(ただし、珠城さん12月は意味深だと思う)

 

 

美弥るりかさんの休演

月組 宝塚大劇場公演 休演者のお知らせ

9月22日(土)より休演
月組)美弥 るりか
※体調不良のため休演いたします。なお、復帰時期については現在のところ未定となっております。

■代役
フランツ・ヨーゼフ・・・月城 かなと
ルイジ・ルキーニ・・・風間 柚乃
ルドルフ・・・暁 千星
エルマー・・・蓮 つかさ
シュテファン・・・彩音 星凪  

 

宝塚の公式ページに発表があったのは9/22の午前9時あたりか。
秋の平穏な3連休の初日の朝に激震が走った。

宝塚は怪我の場合は「怪我のため」と書く。
それ以外は「体調不良のため」となる。

ツイッター上には前日の公演を観た人から、美弥さんの喉の調子に関する書き込みが駆け巡っていた。
フランツ役の美弥さんの歌は吹き替えだった。
パレードまで吹き替えだった。
セリフの声も出しづらそうだった。
と内容もさまざま。

美弥さんは大丈夫なのか?とネットがざわつくなか、9/22の朝、休演のお知らせ。

劇団が休演の決定をいつしたのかはわからない。
前日夜か、当日朝か。

休演する美弥さんの無念は、いかばかりか。
そして、一夜にしてルキーニ役からフランツ役に変わらなければならなかった月城かなとさんの恐怖たるや。

9/22は代役となった生徒も、それを見守る組子も、それぞれのファンも、ピーンとした言いようのない緊張に包まれた一日だった。

誰もが、非常事態が起きていることを認識していた。

当日のソワレを観劇した。
この日の感想はツイッター上にあふれてるので、あえて言うまでもない。
月城さんのお衣裳が多少ダブついていたり、フィナーレの男役群舞で風間さんが少し振り遅れるのを観て、ああ、やはり緊急事態なのだとあらためて感じた。

しかし、よくぞここまで一日で仕上げてきた。
宝塚の、月組の、底力を見せつけられた。

まだ公演中ではあるが、初日を乗り切った代役のみなさん、それを支えたまわりのみなさんに心から、ご苦労さまと言いたい。

さて、3連休の公演も無事に終わり、美弥さんの復帰を心待ちにしているファンも多いと思う。
しかし、ここにきてネットでは残念な「本音」も聞こえ始めている。
それはだいたい「月城フランツが絶賛されればされるほど、複雑な気持ちになる」という内容のもの。
美弥さんファンの気持ちはわかる。
けれど、それをあえて言葉にして発信するのはどうだろう。

月城フランツの評判を聞き一番安堵しているのは、他ならぬ美弥さん本人のはず。

舞台人として一番つらいのは、舞台に穴をあけること。
宝塚では有り得ないが、主要キャスト降板のため、公演そのものが中止になる舞台はいくらだってある。

ここで、エリザベートそのものが公演中止になったことを想像してほしい。

この場合、最もショックを受け、責任を感じるのは誰だろうか?
降板した役者本人ではないだろうか?

2013年「おのれナポレオン」の公演中、天海祐希さんが心筋梗塞のため降板した。
天海さんの代役を務めたのは宮沢りえさん。
1日の休演を挟み、2日の稽古で舞台を再開した宮沢さんの芝居は当時絶賛された。

では、天海さんは宮沢さんに嫉妬しただろうか?

「もし、りえに何かあったら私が飛んでいく」
天海さんは自分の降板で舞台自体が休演になってしまう危機的な状況の中、代役を引き受けてくれた宮沢に対して感謝の気持ちを伝えていたという。

舞台に立つ人は、自分の役だけではなく、舞台全体のことを気にかけている。
「誰ひとり欠けても舞台は成立しない」
という言葉をよく耳にする。
けれど実際は、一人が欠けても舞台を成立させなければならない。

劇団が復帰のめどを公表してくれれば、ファンの方の不安も軽減するだろうが、今は「体調不良のため」としか説明がない。

現在のところ美弥さんの復帰が、いつになるのかはわからない。
休演日明けの27日かもしれないし、もしかしたら大劇場千秋楽まで休演されるかもしれない。
そして、状況によっては東京公演も休演されるかもしれない。

そんな中で、今一番落ち込んでいるのは間違いなく美弥さんご本人。

美弥さんフランツを楽しみにしているファンがいるように、
月城ルキーニを楽しみにしているファンがいる。
風間ルドルフを楽しみにしているファンがいる。

けれど今は「誰か一人が欠けても舞台を成立させている」緊急事態なのだ。

不用意な発言で、まわりを残念な気持ちにさせるファンにはならないようにしよう。

2019年に退団するトップスターは?

宝塚歌劇団では今年(2018年)、トップスターの退団がなかった。
この10年でのトップスターの退団をまとめてみる。

2009年 3名(安蘭けい大和悠河瀬奈じゅん
2010年 1名(水夏希
2011年 1名(真飛聖
2012年 3名(霧矢大夢大空祐飛音月桂
2013年 0名
2014年 2名(蘭寿とむ壮一帆
2015年 2名(凰稀かなめ、柚希礼音)
2016年 2名(龍真咲、北翔海莉)
2017年 2名(早霧せいな朝夏まなと
2018年 0名

10年で16名、1年平均で1.6人の退団。
だいたい2年で3人の計算となる。
とすれば、来年は少なくとも2人の退団が予想される。

 

学年と任期の長さからみて、来年退団が予想されるのは、
花組の明日海りおさん、星組の紅ゆずるさんが妥当だろう。

来年の公演スケジュールを見てみる。

大劇場公演
星組1/1~2/4「霧深きエルベのほとり」
花組2/8~3/11「CASANOVA」

この2作品はすでに発表されているが、これまで退団発表がないことから退団はその次の公演ではないかと思われる。

大劇場公演
星組7/12~8/19
花組8/23~9/30

 

と、ここで疑問が。

トップ退団公演が2公演続くことがあるのだろうか?

過去10年を調べてみると…。

ない!

3人のトップが重なった2009年、2012年でさえ、2公演連続の退団公演はない。
年をまたいでも、ない。
どうやらトップ退団公演は、年間スケジュールの段階で計画的に配置されているようだ。

経営戦略的にも、そりゃそうだろう。
トップ退団公演は確実に人とお金が動く、いわばドル箱公演だ。


では、来年の星組花組連続公演のスケジュールをどう見るか?

ここ10年の前例から考えると、明日海さんと紅さんの連続退団の可能性は低いといえる。

ではここで、来年の別箱スケジュールを見てみる。

星組は5月に全国ツアー組と梅芸ドラマシティ・青年館組に分かれる。
花組は6月にACT組とバウ組。

ついでに言えば、星組は11月に梅芸メイン・池袋ハレザ組とバウ組に分かれる。

これは、星組の紅さんが7月8月の大劇場、9月10月の東宝で退団と見るのが一番妥当か。
退団公演の前にドラマシティ・青年館でコンサート。礼真琴さんが全国ツアーをまわる。
ましてや、年末の池袋ハレザはこけらおとし期間公演である。
新トップお披露目にもってこいではないか。
そして、よくみると関西公演は梅芸ドラマシティではなく、梅芸メインホールである。
それなりの作品が用意されているに違いない。

退団公演のオーソドックスな「お膳立て」が、公演スケジュールからも読み取れる。

 

では、花組は…?

花組の来年6月の別箱は、ACTとバウ公演でイレギュラーな匂いがする。
ACTが関西の劇場ならば、今年の年末に舞浜で公演する「Delight Holiday」を関西のお客様にも!となり退団臭が一気に濃くなるのだが。

明日海さんは、来年の8月9月の大劇場公演で10作品目。
最近では柚希礼音さんの11作品があるが、これに並ぶ勢い。(長い)
対して、紅さんは来年7月8月の大劇場公演で5作品目。

 

では他組のトップの在任期間(作品数)も見てみる。

月組の珠城りょうさん、来年後半の公演で6作品目。
雪組の望海風斗さん、来年は1公演のみで4作品目。
宙組の真風凉帆さん、来年後半の公演で4作品目。

最近のトップの平均作品数を5作品とすると、
望海さんと真風さんの来年退団は考えにくい。

珠城さんだけが、平均の5作品を超えて6作品。

ここで、花組月組も公演順が続くため、明日海さんと珠城さんの連続退団の可能性は低いとみる。

以上のデータから、来年退団するトップスターは、
紅ゆずるさんと珠城りょうさんの2名
あるいは、
明日海りおさん1人だけ
と予想する。

ほんまかいな。

美弥るりかさんとバウ

8/7に美弥るりかさんバウ公演の金額訂正に憤って記事を書いた。
一流企業「阪急」を親会社に持つ宝塚が、収入見込みを間違うかっ!と。
そこへ持ってきて、今回の主要キャストの発表。

アレクセイ・ヴィロンスキー伯爵…美弥 るりか
アンナ・カレーニナ…海乃 美月
アレクセイ・カレーニン…月城 かなと

海乃さんは想定内のキャスティングだが、カレーニン役に正3番手の月城さんを持ってきた。

想・定・外!


そもそもバウホールとは、若手スターや演出家を育成するための登竜門の役割を担っている劇場である。
そのため客席数も少なく、チケット単価も低く抑えられている。
まだ未熟ではあるが、これから羽ばたこうとしている若手を包みこむようなあたたかさを持つ劇場。

そこへ、研16の2番手が主演。
そしてトップ娘役になってもおかしくない娘役がヒロイン。
2番手ポジションにはこれまた人気の3番手男役を配置。

しかも作品はベテラン演出家による再演もの。

もうキャリアしか感じないこの布陣。
どこが若手の登竜門なんだ。

あ、金額だけは若手バウ価格の5,300円だったか。
ネットで大騒ぎになり、4日後6,300円に変更したけど。

どんぶり勘定にも程がある。
行き当たりばったり感が強すぎて、
おいおい、月組のプロデューサーって大丈夫なのか?と心配になってくる。


なぜこんなイレギュラーが?

希望も込めて良い方に解釈するなら、主演の美弥さんの意向が聞き入れられたと思いたい。

美弥さんにとって「アンナ・カレーニナ」は、思い入れのある作品らしい。
星組時代にオーディションでカレーニン役を得ている。

満を持してのヴィロンスキー伯爵役で主演。

若手ならともかく、それなりの学年になれば頂点に立てるかどうかは別として、自ずと先が見えてくる。
1作たりとも無駄にしたくないという気持ちがあるのではないか?
しかも主演となれば、なおさら。

発表されたキャスティングも美弥さんの希望なのか、「面食い」と評判の植田景子先生の意向なのか。

月城さんと海乃さんは、つい最近まで「THE LAST PARTY」で、景子先生の演出を受けたばかりではないか。
同じ組で、別箱とはいえ同じ演出家が続くことってありなのか?

イレギュラーすぎる。

どれもこれも、美弥さんの意向、景子先生の好み、で片付けられそうだが、多くのファンがどうしても納得できない点がだたひとつ。


なぜバウなのか?
ここが一番、引っかかるところ。

 

美弥さんが、これまでバウでの単独主演がないから。
との見方がもっぱらだが、本当にそうなのか?

100歩譲って、本人がバウでの主演を希望されたとしましょう。
ならばその後に東上公演をつけるでしょう。

最近はあまりなくなったが、以前はバウと東上がセットになった公演がいくつもあった。


わからない。
チケット不足になるのは目に見えている。
宝塚のプロデューサーは先を見る目がないのか!
そして、そろばんを弾けないのか!
それもとも他の思惑があるのか!

 

宝塚って阪急が親会社で経営戦略とかしっかりしていそうだけど、実はその場のひらめきで物事を決めちゃうような、行き当たりばったりのどんぶり劇団なんじゃない?
これで100年続いてきたのだ!
これでいいのだ!
…そんなバカボンのパパみたいな劇団。と考えることにした。

(特に月組はそんな気がする)

そのうち、シレッと東上公演をくっつけてくるかもしれないし。
これでいいのだ!って。

まあ、くれぐれも「餞別」とかいうわけのかわらない理由で、このイレギュラーを説明しないでくれよ。

2019年版『宝塚カレンダー』の発売について

ご贔屓のジェンヌが今後スター路線に乗るかどうかを占う材料のひとつ。

「宝塚カレンダー」

なかでもスターの登竜門「宝塚卓上カレンダー」と、いわゆる路線スターが揃う「宝塚ステージカレンダー」のメンバーの発表にはこの時期興味津々となる。

 まず「宝塚卓上カレンダー」。

スターの登竜門【宝塚卓上カレンダー】
規格 A5判/13枚(表紙とも、両面仕様)
掲載メンバー(計23名) ■下線は今回初登場者
花組)水美舞斗・優波慧・綺城ひか理・飛龍つかさ聖乃あすか
月組)月城かなと・夢奈瑠音・蓮つかさ・暁千星・風間柚乃
雪組)朝美絢・永久輝せあ・綾凰華縣千
星組)瀬央ゆりあ・紫藤りゅう・天華えま・極美慎
宙組)桜木みなと・和希そら・留依蒔世・瑠風輝・鷹翔千空

新しい顔が多い。8名の新規。
昨年は、綺城ひか理(花)、夢奈瑠音(月)、天華えま(星)、留依蒔世(宙)の4名だったから、今年はその2倍となる。
合計人数は昨年と変わらない23名のままなので、ここにきて一気に世代交代が進んだ感じ。

各組の筆頭が95期。
95期5名、96期4名、97期4名、98期5名、100期3名、101期2名。
あれ99期は?

「スターカレンダー」へ栄転した人。
ん?もしかして別格?「宝塚ポスターカレンダー」へ異動した人。
シレッと名前がなくなった人。
…など悲喜こもごも。

この23名を12枚のカレンダーに割り振るので、おのずと1人写り、2人写り、3人写りの月が出てくる。

たぶん、95期の5人が1人写りで、残りを18人で構成するのではないか?
もちろん、3人写りより2人写り、2人写りより1人写りの方がスター度が高い。
すっごい、露骨な世界でございます。

 

では、続いて「宝塚ステージカレンダー」。

路線スターが揃う【宝塚ステージカレンダー】
規格 A2判/13枚(表紙とも、リング式・両面仕様)
掲載メンバー(計30名) ■下線は今回初登場者
(専科)轟悠・華形ひかる・凪七瑠海
花組)明日海りお・仙名彩世・瀬戸かずや・鳳月杏・水美舞斗・柚香光
月組)珠城りょう・美園さくら・美弥るりか・月城かなと・暁千星
雪組)望海風斗・真彩希帆・彩凪翔・彩風咲奈・朝美絢
星組)紅ゆずる・綺咲愛里・七海ひろき・礼真琴・瀬央ゆりあ
宙組)真風涼帆・星風まどか・愛月ひかる・芹香斗亜・桜木みなと・和希そら

こちらは、A2版でかなり大きめ。
トップスターを含むスターが勢揃いした華やかなカレンダー。

今年の新規は6名。
この1年でバウの単独主役を果たした人たちが一気に顔を並べた。

けれど、ここで。

「宝塚ステージカレンダー」は1人写りの舞台姿が基本なので、ちょっと疑問が…。

掲載は表紙も入れて、裏表で13×2=26枚。
それなのにメンバーは30名。

2人写りのステージショット?
それとも表紙は多人数?

ご新規さん以外は、昨年まで1人写りしてたスターさんばっかり。
今さら2人写りって、どうよ?
12ヶ月×2=24枚。
新規の6人は、3人+3人で表紙!
が無難かな~。(なんだかな~)

 

タカラヅカスペシャル2018 トップスターソロ曲公募

「お客様と一緒に平成の30年を振り返る」というコンセプトのもと、トップスターが歌うソロ曲を投票により決定。

(専科)轟悠
(1)「俺の生き様」(『猛き黄金の国 -士魂商才!岩崎彌太郎の青春-』より)
(2)「パッサージュ」(『パッサージュ-硝子の空の記憶-』より) 
(3)「Passion 愛の旅」(『Passion 愛の旅』より)   

花組)明日海りお
(1)「ル・ポァゾン」(『ル・ポァゾン 愛の媚薬』より)
(2)「Dance With Me」(『ジャンクション24』より) 
(3)「My Life Your Life」(『JIN-仁-』より)   

月組)珠城りょう
(1)「風のシャムロック」(『エールの残照』より)
(2)「忍の乱れ」(『花の業平~忍の乱れ~』より) 
(3)「蒼穹の彼方」(『太王四神記 Ver.II』より)   

雪組)望海風斗
(1)「朝日の昇る前に」(『華麗なるギャツビー』より)
(2)「かわらぬ思い」(『ブラック・ジャック 危険な賭け』より) 
(3)「初めて見た朝日のように」(『愛のソナタ』より)   

星組)紅ゆずる
(1)「LUCKY STAR!」(『LUCKY STAR!』より)
(2)「エル・アルコン-鷹-」(『エル・アルコン-鷹-』より) 
(3)「パッショネイト!宝塚」(『パッショネイト!宝塚』より)

 

オールドファンならともかく、30年も前からの作品なんて知らないし。
これだから100年続く劇団は困る。
それでは、と調べてみた。

 

初演 歌う人 上演組 曲名 作品 主演
1990 明日海 月組 ル・ポァゾン ル・ポァゾン 剣幸
1991 明日海 花組 Dance With Me ジャンクション24 大浦みずき
1991 望海 雪組 朝日の昇る前に 華麗なるギャツビー 杜けあき
1994 望海 花組 かわらぬ思い ブラック・ジャック 安寿ミラ
1994 珠城 月組 風のシャムロック エールの残照 天海祐希
2001 珠城 星組 忍の乱れ 花の業平 稔幸
2001 望海 月組 初めて見た朝日のように 愛のソナタ 真琴つばさ
2001 雪組 俺の生き様 猛き黄金の国 轟悠
2001 雪組 パッサージュ パッサージュ 轟悠
2002 星組 LUCKY STAR LUCKY STAR 香寿たつき
2007 星組 エル・アルコン-鷹- エル・アルコン-鷹- 安蘭けい
2008 宙組 Passion 愛の旅 Passion 愛の旅 轟悠
2009 珠城 花組 蒼穹の彼方 太王四神記 Ver.II 真飛聖
2012 明日海 雪組 My Life Your Life JIN-仁- 音月桂
2014 星組 パッショネイト!宝塚 パッショネイト!宝塚 柚希礼音

 

花組…3作、月組…3作、雪組…4作、星組…4作、宙組…1作

宙組が不参加なので妥当といえば妥当。

それにしても…

当時の主演が見事にかぶらない。(轟悠さん除く)
そして、轟さんはすべて自らの主演作品より。
紅ゆずるさんは、わかりやすい星組LOVE。

ではその他のトップさんたちはいったい、何を基準に選んだのか?

 

あー、はいはい。と知っている曲もあれば、
何、これ?と知らない曲も。

「ル・ポァゾン」ってこんなに古い曲だったのか。
けれど、今さら明日海さんで聴きたいとは思わないか。

ラインナップをみて、そういえば天海さんって本当に宝塚にいたんだ。とあらためて思った。
「風のシャムロック」は久しぶりに聞いてみたい。

望海さんは「朝日の昇る前に」が選ばれそう。
望海さんがトップになるとき、お披露目は「ギャッツビー」じゃね?と思ったけれど、よくよく考えたら望海さんはギャッツビーのイメージじゃない。

お客様と一緒に振り返るとかいいながら、投票数が今後の再演候補の伏線となるかもしれない。

「タカラヅカスペシャル2018」のメンバー

<専科>轟 悠
華形 ひかる、凪七 瑠海

花組>明日海 りお、仙名 彩世
瀬戸 かずや、鳳月 杏、桜咲 彩花、華雅 りりか、水美 舞斗、柚香 光、優波 慧、城妃 美伶、綺城 ひか理、飛龍 つかさ、音 くり寿、華 優希、舞空 瞳

月組>珠城 りょう、美園 さくら
美弥 るりか、紫門 ゆりや、月城 かなと、夢奈 瑠音、蓮 つかさ、海乃 美月、暁 千星、天紫 珠李、結愛 かれん

雪組>望海 風斗、真彩 希帆
彩凪 翔、彩風 咲奈、朝美 絢、朝月 希和、永久輝 せあ、綾 凰華、星南 のぞみ、野々花 ひまり、彩 みちる、潤 花

星組>紅 ゆずる、綺咲 愛里
七海 ひろき、天寿 光希、音波 みのり、麻央 侑希、礼 真琴、瀬央 ゆりあ、紫藤 りゅう、有沙 瞳、天華 えま、星蘭 ひとみ

 

まあ、専科はいいとして…。

花組 男役8名、娘役7名 計15名
月組 男役7名、娘役4名 計11名
雪組 男役6名、娘役6名 計12名
星組 男役8名、娘役4名 計12名

 

初登場は、
花組 舞空 瞳
月組 蓮 つかさ、天紫 珠李
雪組 綾 凰華、潤 花
星組 有沙 瞳、天華 えま、星蘭 ひとみ

 

男役の最下級生ラインは、98期の飛龍 つかさ、暁 千星、綾 凰華、天華 えまで揃えてきた。
さしずめ、宙組がいたらここに瑠風輝が入る。

娘役の最下級生ラインは、102期の花組・舞空 瞳、雪組・潤 花。

花組雪組の娘役の多さが際立つ。
しかも下級生に多い。
にもかかわらず、あえて102期生を入れてくる。

新公学年の娘役では、新公ヒロインを経験した星組99期の小桜 ほのかの名前がない。
(11月まで怪我のため休演中)
一方、月組101期の天紫 珠李は新公ヒロイン未経験ながらランクインしている。